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狩野 恒一*; 萩原 聡*; 五十嵐 誉廣; 大谷 実*
Electrochimica Acta, 377, p.138121_1 - 138121_10, 2021/05
被引用回数:17 パーセンタイル:69.94(Electrochemistry)参照相互作用サイトモデル+密度汎関数理論(ESM-RISM-DFT)を用いて、酸性条件下でのAl電極/NaCl水溶液界面での腐食電位の解析を行った。カソードおよびアノード反応の電極電位を電子化学ポテンシャルを変数とするグランドポテンシャルから取得し、ターフェル外挿法を使用して腐食電位を取得した。腐食電位の結果は、実験データと一致した。溶液のpHを制御することにより得られた腐食電位のpH依存性は、実験結果とよく一致した。ESM-RISM-DFTによって酸性溶液の環境への影響が適切に表現され、腐食電位が正確に決定された。ESM-RISM-DFTを用いることで、さまざまな反応の腐食電位が計算できることが示唆される。
吉田 浩; 重 隆司*; 長谷川 操*; 榎枝 幹男; 成瀬 雄二
JAERI-M 92-066, 53 Pages, 1992/05
液体金属ブランケットにおいては、ブランケット材と構造材との共存性がシステム成立性を左右する課題の一つとなっている。低融点Li17Pb83は、Li,LiF-BeFに比べて反応性が低く有力なブランケット材と考えられている。この材料に関する最近の研究によれば、フェライト系構造材(Cr-Mo綱)の溶接部において、ハンダ脆性破壊の起こることから、高温・高圧の動力炉ブランケットの安全設計について十分な注意が必要であることが指摘されている。いわゆるself-coolingブランケットではMHD効果等によりかなりの応力が配管系内に生ずると考えられる。本研究では、SUS316及び9Cr-1Mo試験片に様々な応力を附与した条件でハンダ脆性の有無を実験した。この結果、SUS316では、70~80%破断応力の下で(500C)、そのような現象が起こることを確認した。(今後、その応力限界を把握するための実験も進める予定である)。
今井 久; 藤井 貴美夫; 黒沢 武
JAERI-M 82-067, 20 Pages, 1982/07
実験炉支持ポスト候補黒鉛材料、IG-11とATJについて550~1000Cの温度範囲で空気による腐食反応試験を実施し、反応速度、その温度依存性及び銘柄による相違、腐食の進行状態等を調べた。実験結果から、一次系冷却配管のギロチン破断事故によるポストの空気腐食の影響を、ポストの形状と強度について検討した。IG-11黒鉛材料の場合、100時間以上経過してもなおポストは充分な強度を有するが、ポストの上下の埋め込みを深くする必要のあることがわかった。
今井 久; 藤井 貴美夫; 野村 真三; 黒沢 武; 佐々木 泰一
炭素, (105), p.45 - 51, 1981/00
原子炉用黒鉛材料の空気酸化反応に及ぼす圧縮予荷重の影響を温度430~590Cで調べた。この目的のために使用した黒鉛材料は異方性材料H327と等方性材料7477PTで、異方性材料では、黒鉛粒子の配向性との関連性も検討した。 実験は試験片に平均圧縮破壊強度の0.3、0.6及び0.9倍の圧縮荷重を附加した後で、反応速度を非圧縮試験片のそれと比較した。また、圧縮荷重試験片の結晶ひずみ、気孔率、吸着ガス量等を測定した。 黒鉛材料の空気腐食反応速度は圧縮荷重の附加によって明らかに増加した。しかしこの効果は圧縮荷重附加試験片を2000Cで焼なましすることによって消失した。実験結果から、圧縮後反応速度が増加するのは結晶自身の化学的反応活性が増加するためで、クラックの生成によるものでないことが結論された。実験はまた粉末についても実施した。
今井 久
日本原子力学会誌, 22(11), p.769 - 775, 1980/00
被引用回数:2 パーセンタイル:33.82(Nuclear Science & Technology)黒鉛減速ガス冷却型原子炉の炉心で使用される黒鉛材料にとって、放射線損傷と並んで重要な研究課題であるガス化腐食反応について述べた。 内容は研究の必要性、反応律速機構、温度やガス圧力等反応条件の反応に及ぼす影響について触れた後、原子炉用黒鉛材料について実際に得られたデータに基づいて、原子炉内の腐食反応について紹介した。